キャリアアップに繋がる内部監査に関連する資格一覧とその詳細を徹底解説
- 敏行 鎌田
- 2月27日
- 読了時間: 4分
内部監査の分野で活躍するためには、専門的な知識とスキルが求められます。以下に、内部監査に関連する主要な資格とその概要をまとめました。
1. 公認内部監査人（CIA）
概要: CIAは、国際内部監査人協会（IIA）が認定する、内部監査の分野で最も権威ある国際資格です。この資格は、内部監査の専門知識とスキルを持つことを証明します。
取得方法: IIAが提供する試験に合格する必要があります。試験は3つのパートに分かれており、内部監査の基本から応用まで幅広くカバーしています。
参照:
2. 公認情報システム監査人（CISA）
概要: CISAは、情報システムの監査、管理、セキュリティに関する専門知識を有することを認定する国際資格です。情報システムのリスク管理や統制に重点を置いています。
取得方法: ISACAが主催する試験に合格し、関連する実務経験を積むことで認定されます。
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3. 公認不正検査士（CFE）
概要: CFEは、不正の防止、発見、調査に関する専門知識を持つことを証明する国際資格です。企業内外の不正行為に対する対策を専門としています。
取得方法: ACFEが提供する試験に合格し、必要な実務経験を持つことで認定されます。
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4. 公認リスク管理監査人（CRMA）
概要: CRMAは、リスク管理やガバナンスに関する専門知識を有する内部監査人向けの資格です。リスクアセスメントや内部統制の評価に重点を置いています。
取得方法: IIAが主催する試験に合格する必要があります。なお、試験は英語で実施されます。
参照:
5. 内部監査士（QIA）
概要: QIAは、日本内部監査協会が認定する資格で、内部監査の基礎から応用までを体系的に学ぶことができます。
取得方法: 日本内部監査協会が主催する内部監査士認定講習会を受講し、修了することで認定されます。
参照:
6. 情報システム監査専門内部監査士
概要: この資格は、情報システムの監査に特化した内部監査士向けの資格です。情報システムのセキュリティやリスク管理に重点を置いています。
取得方法: 日本内部監査協会が提供する専門講習会を受講し、修了することで認定されます。
参照:
7. ISO内部監査員資格
概要: ISO内部監査員資格は、ISO規格に基づく内部監査を実施するためのスキルを証明する資格です。主にISO9001（品質マネジメントシステム）やISO27001（情報セキュリティマネジメントシステム）などの規格に対応しています。
取得方法: 認定機関が実施する内部監査員養成講座を受講し、修了することで資格が付与されます。公的な資格ではないため、各機関によって認定内容や基準が異なります。
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8. 内部統制評価指導士（CCSA）
概要: CCSAは、内部統制の自己評価に関する専門知識を持つことを認定する資格です。組織の内部統制プロセスの評価と改善に役立ちます。
取得方法: IIAが提供する試験に合格することで認定されます。ただし、2019年以降、CCSAはCRMAに統合されています。
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9. 金融内部監査士
概要: 金融業界に特化した内部監査の専門知識を有することを証明する資格です。金融機関のリスク管理やコンプライアンスに重点を置いています。
取得方法: 日本内部監査協会が主催する講習会を受講し、修了することで認定されます。
参照:
10. IPO・内部統制実務士
概要: IPO（新規公開株）や内部統制に関する実務知識を有することを認定する資格です。上場企業や上場を目指す企業の監査や内部統制の整備に役立ちます。
取得方法:IPO準備企業向けの専門講習を受講し、修了することで認定されます。証券取引所や監査法人、コンサルティング企業が主催する研修などで学ぶことができます。
活用ポイント:
IPO（新規上場）準備企業の内部監査を担当する際に有利
内部統制報告制度（J-SOX）への対応スキルを証明できる
参照: IPO支援サービス提供企業や専門研修機関が主催する資格制度を確認
まとめ｜内部監査に関連する資格を活かしてキャリアアップを目指そう！
内部監査に関する資格は、監査業務の専門性を高めるだけでなく、キャリアの選択肢を広げる 重要な要素です。特に、国際資格（CIA・CISA・CFE） はグローバルに通用し、企業の監査部門やコンサルティング業界での活躍に有利です。
また、業界・目的別の資格（ISO監査員、金融内部監査士、IPO・内部統制実務士） を取得することで、特定の分野での専門性を強化できます。
内部監査の専門スキルを磨き、企業のリスク管理やコンプライアンス強化に貢献することで、企業価値向上にもつながります。自身のキャリアに合った資格を取得し、内部監査のプロフェッショナルとして活躍しましょう！
